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| ハロアル新聞5月号より「ゴールデンウィーク」

ハロアル新聞5月号より「ゴールデンウィーク」

2017年5月18日 10:07 AM


「ゴールデンウィーク」

 皆さんゴールデンウィークは満喫できましたか?ゆっくりできた人、仕事だった人様々だと思います。私は開院してから何かと忙しくバタバタでしたが久しぶりに家族で旅行に出かけることができました。ギリギリになってからの旅行計画でしたが運良くなんとかチケットが取れ、何より子供のはしゃぐ姿に普段はイライラすることもありますが、出かけて良かったなと思いました。しかし家族が休日を共に過ごすといったごくごく当たり前の日常が今まさに脅かされようとしています。核実験だのミサイル発射テストだの一つ間違えば地球が滅亡する可能性だってゼロとは言えない状況が私たちのすぐそばで起きようとしています。正直言って戦争など過去の出来事と思い今まで生きてきました。世界で起きている紛争にしても「かわいそうだなぁ」「酷いことするなぁ」とどこか客観視して自分たちには関係のないものと思い今日まで来ました。争いが起こるには必ずその原因があります。争い事や揉め事は相手の存在無くして起きません。過去の出来事に対しての真実は一つだとしても未来に起こる正解は決して一つとは言えません。こっちにとって正しいことも相手にとっては間違っているということもあるでしょう。そしてその原因は決して力や圧力では解決しません。瞬間的に力でねじ伏せたとしてもいつか必ず怒りや憎しみがまたそこに生まれ復讐に繋がると思うのです。大切な人を愛し、我が子を愛おしく思う気持ちはどこの国の人間も同じだと思います。その大切なものを守るために相手の大切なものを奪うことは決して許されることではありません。
私はこの原稿を書きながらあるご家族のことを考えました。それは今から40年前の1977年11月15日に北朝鮮に拉致された横田めぐみさんとご家族のことです。その日の朝、めぐみさんは、いつものようにお父さん、お母さん、双子の弟とにぎやかに朝ご飯を食べ、中学校へ出かけていきました。そして、これが家族にとってめぐみさんを見た最後になってしまったのです。その日の夕方、クラブ活動のバトミントンの練習を終えて帰ってくるはずのめぐみさんは、いつもの時間になっても帰ってきませんでした。家族は心配になって、必死でめぐみさんを探しました。警察も、誘拐や事故、家出、自殺などあらゆることを想定して捜査を進めました。けれど、目撃者も遺留品さへも見つかりませんでした。ずっと後になって出てきた証言によると、お父さんとお母さんが必死でめぐみさんを探していたとき、めぐみさんは北朝鮮の工作員に連れ去られ、40時間もの間、北朝鮮に向かう船の中の真っ暗で寒い船倉に閉じ込められていたというのです。めぐみさんは「お母さん、お父さん」と泣き叫び、出入口や壁などあちこち引っ搔いたので、北朝鮮に着いたときには、手の爪がはがれそうになって血だらけだったと言われています。この世の中で一番の罪は知らないことではなく無関心であることではないでしょうか。私たちたった一人の力はほんの些細なものなのかもしれません。しかし、その些細な力もたくさん集まればきっと何かが変わるはずです。誰かの犠牲の上に成り立つ幸せなどあってはなりません。私たちみんなのこの地球が平和であるために自分以外の誰かのことを少し考えてみる時間を持って見ては如何でしょうか。
めぐみさんが自分の子供だったとしたら・・・
ゴールデンウィーク家族と共に過ごせたことに感謝したいと思います。

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