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| 「院長手記」 2026年ハロアル新聞10月号より

「院長手記」 2026年ハロアル新聞10月号より

2026年10月14日 10:39 AM


2026年10月 ~戦争反対~

 

先月のシルバーウイーク、5年生の次女が突然原爆ドームが見てみたいと言ったので、

これは連れて行かなければと思い、急遽日帰りでしたが家族5人で広島に行ってきました。

日帰りで!とビックリされる方もいるかもしれませんが、品川駅始発6時の新幹線に乗り、

9時39分に広島駅に到着し、広島駅最終の20時40分までの時間、原爆ドーム、

広島平和記念資料館、フェリーに乗って安芸の宮島(厳島)、

もちろん広島焼もしっかり堪能して帰ってくることが出来ました。

日帰りでしたので、とにかく荷物が少なく天気も東京と違い晴天でしたから、

軽装で大丈夫だったので近所に買い物に出かける感じで

広島旅行を満喫してこられて良かったです。

 

なぜ次女が突然原爆ドームが見てみたいと言ったのかはわかりませんが、

戦後80年以上が過ぎ、我々日本人ですら唯一の被爆国であるということの

意識が薄れて行っている気がしてしまう昨今、

日本人であるならば教科書から学ぶことも大切ですが、一度は足を運び、

自らの目で確かめ感じることは必要なことだと思います。

私は3人の娘たちに私なりの考えを伝えるつもりで広島に行ったのですが、

今回は一言も戦争についての私自身の考えは伝えませんでした。

平和記念資料館に入り、娘たちそれぞれに解説用イヤホンをレンタルし、

自由に見学させることにしました。館内はたくさんの外国人観光客でいっぱいです。

娘たちは人混みに押されながらも、

実際の展示物や写真を見ながら解説をしっかり聞いていました。

小学生の子供たちには少し過激な写真もありましたが、現実を知ることが大切だと思い

自由に館内を見学させました。すぐに外に出たいと言うのかと思っていましたが、

2時間半もの間、娘たちは普段見かけない真剣な顔で資料館の全てを見学し、

イヤホンから流れる解説に心を動かされているようでした。

見学を終え外に出てきた娘たちの表情は少し硬く、疲れた様子でした。

それぞれ感じたことはあったのでしょうが、

それを口に出して喋ることはありませんでした。

私はそれでよいと思い、感想なども聞くことはしませんでした。

 

外に出ると平和公園の案内人として

たくさんのボランティアの方々が声をかけてくれました。

その中のお一人が70代の女性の方でしたが、私に資料館はいかがでしたか?

と尋ねてこられたので、私なりの感想をお伝えしたところ、

その方はこの資料館には足りないものがある気がすると仰ったので、

それは何ですかとお聞きしたら、

その方は「原爆の恐ろしさ、罪深さ、影響などは伝わるが、そもそもなぜ

このような戦争が起こってしまったのかと言うことを伝えきれていないことが残念だ」

と仰っていました。我々人間は過去から学び、

過ちがあるならばそれを繰り返してはなりません。

しかし過去は変えることも出来ません。

我が国で80年前に起こったことは、人の命の奪い合いです。

その一つの手段として核が使用されたのです。奪われる命に手段は関係ありません。

核がいけないのではなく命の奪い合いがいけないのです。

ロシア・ウクライナ、アメリカ・イラン、ハマス・イスラエル、

スーダン、ミャンマー、イエメン、シリア、コンゴ民主共和国、

我々人類はいつまでこんなことを繰り返すのでしょうか・・・ 「戦争反対」


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