いまにし歯科Blog
| 2024ハロアル新聞1月号より

2024ハロアル新聞1月号より

2024年1月9日 2:29 PM


「院長手記」

 

~謹賀新年~

新年おめでとうございます。年頭に当たりまして、皆様のご健康と安全とを心よりお祈り申し上げます。令和6年の始まりは能登地方を震源とする能登半島地震により誰もが想像できなかった大変な始まりとなってしまいました。まずは被災された方々の一日も早い日常の回復を願いたいと思います。そしていまだに行方不明の方が多数おられます。その方々の無事を心より願います。コロナ規制も解除され数年ぶりの家族団らんの時をたくさんの方々が喜び過ごされていたことでしょう。私も家族と共に兵庫県の実家で両親兄弟子供たちと共にすごさせていただいておりました。すると突然13年前にも聞いた津波です逃げてくださいというテレビからの強いアナウンスが何度も何度も家中に響きました。兵庫でも地震の揺れははっきりとそして長い時間感じることが出来ました。すると家族は口々にどこ?どこが震源地?どこに津波が来るの?そんなにでかい地震なの?詳しい状況はテレビからしかわかりませんがチャンネルを何回もあっちに変えたりこっちに変えたりしながら少しずつ情報が伝えられ、元日から大変なことが起こってしまったと驚きと不安よりむしろ恐怖心が先に立つ感覚でした。また、2日にはその地震のため新潟航空基地へ救援物資を輸送する海上保安庁の固定機翼と日本航空機が衝突事故を起こし、海上保安庁の隊員5名の尊い命が亡くなりました。日本航空機の乗客、乗組員を含めた379人全員が無事だったことは本当に不幸中の幸いとしか言いようがありません。改めてお亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げます。本当に何気ない日常がいかに有難くて貴重なものなのかをあらためて教えられた気がします。

私たちいまにし歯科診療所は来月7日からのハローアルソンフィリピン医療ボランティア現地活動に向けての準備で忙しくなってきますがとにかく参加者全員が安全に活動し帰国できるよう全力で準備していきたいと思っています。今年は101名の方が参加してくれますが、会として初の試みとなる深夜便を利用し早朝マニラに到着後、初日から医療活動を開始いたします。今まで以上に体力、気力が必要になってきます。ですから参加者全員が心を一つに活動することが何よりも求められることになります。勿論、私たちの活動はボランティアですからボランティアに正解はありません。しかし私たちのボランティアは命を救うボランティアです。そのために現地に行かずとも物資やカンパで活動を支援してくださっているたくさんの方々の思いや私たちが来ることを何年も待ってくれている現地スラムに暮らす人々のためにも精一杯の活動が出来るように一生懸命頑張っていきたいと思います。

時は流れ大きなニュースも数日経てばまた次の大きなニュースに塗り替えられていきますがどんな時でも一番大切にしなければいけないものは決して塗り替えられてはなりません。「命」たった一つしかないかけがえのない「命」を大切に生きて行かなければなりません。震災で亡くなる「命」も事故や病気でなくなる「命」も戦争で奪われる「命」もすべて大切な「命」です。この度の地震で世界中たくさんの国から救援の手が差し出されています。だったらなぜ戦争は止められないのでしょうか。「無関心」にならずに世界中すべての人々の平和をみんなで考えていきましょう。

そのために政治はとても重要です。昨年末から始まった自民党による政治資金の裏金問題の報道もめっきり影を潜めてきています。どさくさ紛れに風化していくことのないように、悪いことは悪いと言える社会、決して逃げて得するなんてことが許されないようにしっかりと私たちは見て行かなければならないと思います。

そして、通院してくださるすべての患者さんに対し私は今年も「歯は命の源」~一生自分の歯で、予防に勝る治療なし~を皆様との共通の合言葉とし本年も一生懸命正直に向き合い、信頼と期待を裏切ることのないように患者さんのためだけを考え、医療人である前に一人の人間として全てを捧げる覚悟で日々の診療に取り組んで参ることをお約束いたしますのでどうぞよろしくお願い致します。

 


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