いまにし歯科Blog
| ハロアル新聞4月号より

ハロアル新聞4月号より

2017年4月4日 12:04 PM


受付だより

(受付 伊野未夏)

 

今月は、ハロアル磨きについてお話します。
ハロアル磨きは、歯を磨くだけではなく、歯肉磨きを行うことで、血液循環や免疫力を上げ、全身の健康につなげていく全く新しい歯の磨き方です。

 

ハロアル磨きの方法

①唇側面の磨き方

歯ブラシをグーまたはペングリップで握って持ちます。下あごをしゃくれるように前に出し、前歯と前歯を嚙み合わせましょう。上下に大きく動かし、1本の歯を10回磨く。唇の力は抜き、腕全体を大きく上下に動かす。

 

②臼歯部 頬側面の磨き方

臼歯部も同じように、顎を左右にずらして歯面を揃え、大きく動かす。

 

③舌側 口蓋側の磨き方

歯ブラシの毛先全部が当たるようなイメージで縦に持ち替える。歯ブラシのつま先の部分を使いブラシを縦に当て、歯肉に当たるように上下に動かす。この時も1本の歯を10回磨く。大臼歯部はブラシが縦に入らない為、斜めにブラシを入れる。

 

④咬合面の磨き方

前後、または左右に細かく動かし、磨く。

 

新学期が始まる4月をハロアル磨きで健康的な歯を保ちましょう。
ご不明点については、お気軽にスタッフまでお訊ね下さい。

 

4月は新たな1年の始まりの月

(歯科医師 金川有紗)

 

いまにし歯科診療所に通われる皆さまのお知り合いにも新たな一歩を踏み出した方がいらっしゃることでしょう。

 

入園・入学を迎えたお子さん達は、新しい環境にたくさんのお友達。いつもよりはしゃぎすぎてしまい・・・。
目を離した隙に「あっ!」と思った時には泣いていて、よく見ると口元が血だらけ!加えて歯も!?

 

そんなことがもし仮にあった際には、慌てずいまにし歯科診療所にお電話をください。すぐに拝見します。

 

もし歯が抜けていればお水か牛乳につけ乾燥させずにお持ちください。
元に戻すことができます。これは大人の方も同じです。

 

ただ乳歯の生え替わりの時期など元に戻さないこともありますので診察を受けられてください。
お子さまの健やかな成長をスタッフ一同願っています。

 

*注意*

「泡をふいている。」「痙攣している。」などの場合はすぐに救急車を呼んで病院に連れて行くことが先決です。

 

かよちゃんのちょっと聞いてよ

(歯科助手 堀越加代子)

 

今回は、“虫歯”についてお話します。
皆さんは、健診などで何番Cという言葉を聞いた事があると思います。
その“C”が虫歯という意味です。虫歯にもC0、C1、C2、C3、C4と5段階に分かれています。

 

C0

・・・もう少しで虫歯になりそうな様子で経過観察

C1

・・・エナメル質が虫歯だが、痛みはなくその日のうちに削って詰めます。

C2

・・・象牙質まで虫歯になり、削って型を採り埋めます。

C3

・・・虫歯が神経まで行き痛みもひきおこしやむ追えず神経を取るようになる。

C4

・・・虫歯で頭がなくなり根っこだけになった状態

 

虫歯になってから来院するのではなく、月に一度クリーニングや健診にきていただけたらと思います。
なぜ月に一度なのかを説明させて頂きます。
虫歯と歯周病は、プラークがお口の中に介在しなければ虫歯や歯周病にはなりません。お口の中のプラークは除去後約28日で成熟しますので、当院では月に一回定期的に予防に通院していただいております。
こうすることで、トラブルも最小限に抑えられ、歯を失うという事はありません。他院では、三か月後、または半年後というのが多いですが、それは保険の関係で三カ月以上あければ また保険が使えるなどの制度を重視したやり方である事が多く身体の事は関係ないように思われます。28日で成熟してしまうのですから、それを考えればやはり月に一度の予防通院がベストなのです。
予防に勝る治療はありません。歯と歯肉を磨いてハロアル磨きをしてくださいね!

 

歯があると言うこと

(歯科助手 諏訪間佳奈)

 

皆さんこんにちは。寒さが和らぎタンポポや菜花などの草花を見かけると春を感じます。
春の花は黄色い花が多く明るい気持ちになります。
さて、歯のお話ですが、歯は上下左右全部で28本あります。(親知らずをいれると32本あります。)

 

なぜ歯は生えてくるのでしょう?

体の一部である歯はとても大切な役割を担っています。
ご飯を食べたりおしゃべり(発音)したりすることの他に、起きている時も眠っている時も運動している時も私達の体や精神のバランスを整える働きをしてくれているのです。口の中だけでなく心身にも歯の機能が関与しています。上の歯と下の歯が噛み合わさることを、「咬合」といいます。咬合は平衡感覚や姿勢に関わり、ズレのない正しい咬合は運動能力を高めます。噛んだり食い縛ることによって脳に刺激が伝わり、ストレスを軽減させたり認知症予防にもつながります。
このように歯の働きは脳にも影響がありその役割は重要です。それぞれの歯には特徴と働きがあり、お互いに機能してバランスを整えています。これらは歯があるから出来ることでどの歯もとても大切なのです。
一本でも歯を失くさないよう当院でも心がけて皆さんのお手伝いをしていきますので歯を大切にしていきましょう。

 

院長手記

(院長 今西祐介)

 

「感謝」

桜の季節になりました。

30代まではもっぱら花より団子派だったのですがここ数年特に40代になってから桜の花が本当に美しく儚く感じるようになりました。特に日本人にとっての桜の時期は、出会いと別れの時期でもあるため人それぞれいろんな感情がプラスされるから尚のことなのでしょうね。学生の皆さんは是非沢山の仲間を作り、おもいっきり恋愛し青春してほしいです。新社会人の皆さん今の気持ちを忘れずいつまでも純粋でこれからの社会を築いていって下さい。社会人の皆さん健康第一です。ストレスを溜め過ぎずたまには息抜きしてください。そして人生の先輩方、生涯現役を目指して間違った社会に対しては「ノー」と言ってください。宜しくお願いします。
さて、先月私は滋賀県近江八幡市にある岡山小学校に講演に行ってきました。今回で3回目の講演でしたが5年生の生徒が今年も明るく元気に迎えてくれました。そこでは震災の話やボランティアの話、仲間の大切さについてなどをお話させてもらいました。

 

人は一人では決して生きられない、必ずどこかで誰かが自分を支えてくれている。だからみんなも誰かの支えになれるよう頑張ろうねとお話させてもらいました。どの子供も真剣に本当に素直に最後まで聞いてくれました。子供は正直で素直です。

 

ところが私たち大人はどうでしょうか?この国を引っ張って行く立場の政治家が平気で噓をつく。そして嘘をついてもバレなければ「オーケー」になってしまう。こんな世の中になぜなってしまったのでしょうか?

 

世界でもトップクラスの経済大国に成長した我が国がそれでもまだ経済第一を掲げるリーダーのもとどこを目指していくのでしょうか。そんな中先日、世界155か国を対象とした世界幸福度ランキングが発表されました。1位はノルウェー、2位はデンマーク、・・・・日本は51位でした。幸福といっても一概には語れませんが、それでも日本のこの順位はいくら経済が世界トップクラスでも頷ける気がします。上位常連のデンマークに私は過去3度にわたり政治、教育、医療、福祉の勉強に訪れたことがありますが、本当に国民一人一人が幸せになるために対しての社会全体の努力と仕組みには頭が下がりました。

 

特に人としてのモラル、道徳観は悔しいですが我が国は足元にも及びません。しかし日本もかつてはそうした素晴らしい道徳観が社会にあったはずです。フランスの外交家ポールグローデルは明治の人を見て日本人は素晴らしい、この世にたった一つ民族を残すとすればそれは日本人だと言ってくれたそうです。世界がどんなに発展し、便利になったとしてもそれと引き換えに本当に大切なものを失っていってはどうにもなりません。いつの時代も一番大切なものそれは「命」だと思います。そして同じく「心」もそうですよね。これからの時代は強い人が優位に立ち弱い人が我慢させられる強制社会ではなく、強い人が弱い人を支え、また時には弱い人が強い人を支える共生社会を目指していかなければならないと思います。毎日食べることすら満足にできず、一本の歯ブラシさえも買えないで貧困にあえぎ、痛みをこらえながらそれでも明るくスラムに暮らす人々とふれあい私たちは本当に大切なものは何なのかを教えられて帰国しました。私自身一、歯科医師である前に一、一人の人間としてこれからも精進してまいりたいと思います。

 

また、日頃より患者様には歯科治療だけではなく、ボランティア活動にも深く御理解、御協力頂きまして本当に有難うございます。2017年度の活動が先月長野県で行われた活動報告会で全て終了いたしました。そして同時に2018年度の活動がスタートいたしました。お待たせしていた報告集も完成しましたので、是非ともお時間のある時に読んでみてください。

 

 

 

 


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